学歴、職歴、保有資格
【学歴】
・韓国 淑明女子大学 デザイン学(学士・修士号)
・筑波大学大学院 デザイン学 博士後期課程 (PhD)
【経歴】
・筑波大学の英語・韓国語教室にて約8か月間勤務
・筑波大学で大学生・大学院生を対象とした日本語による授業および教育補助業務を担当(TA・TF)
・ベストTeaching Fellowship受賞(TF)
【保有資格・語学力】
・韓国語・日本語・英語の3か国語で円滑なコミュニケーションが可能
・韓国語:ネイティブ
・日本語:日本語能力試験(JLPT)N1取得。日常会話から専門分野の文献読解・文章作成まで支障なく対応可能
レッスン方法など
言語は単に情報を伝えるための道具ではなく、共通する感性や文化、経験を持つ人々の間で交わされる、暗号のようなものだと考えています。私が目指す教育は、子どもが言葉を覚えていく過程に似ています。以前、幼い甥・姪と一緒に過ごした際、最初は「赤」「それじゃない」「やりたくない」といった短い言葉で意思を伝えていた子が、次第に「赤じゃないって言ったでしょ」「どうして私の言っていることが分からないの?」というように、自分の気持ちをより正確に伝えるために、少しずつ文章を長くしていく姿を見ました。私は、このように単純な意思表示から始まり、自分の考えや感情を徐々に細かく、豊かに表現できるようになる過程を大切にしています。
私の授業では、まず韓国旅行、音楽、恋愛、仕事など、学生さんの興味を確認します。自分が好きなことや、すでに知識のある話題は、学習を続けるための大きなモチベーションになるからです。そのうえで、学習目標と現在の韓国語レベルを把握し、一人ひとりに合わせて授業内容を組み立てます。
初心者の方には、ハングルの読み方や発音、基本的な文法と語彙を一つずつ丁寧に教えます。ある程度韓国語に慣れている方には、すでに知っている単語をつなげながら、より長く自然な文章を話す練習を取り入れます。パズルを組み立てるように単語や表現を少しずつつなぎ、発音や語彙を整えながら、「自分が実際に使える韓国語」を増やしていく方法です。何よりも、生徒さんがリラックスした雰囲気の中でたくさん話し、自分の言葉が相手に自然に伝わった瞬間を楽しいと感じられるようにしたいと思っています。
一言アドバイス
外国語を学ぶ多くの方は、自分が知っている限られた単語を使って、気持ちを伝えようとすることがあります。例えば、「これください」「これが好きです」のように、状況を詳しく説明するよりも、肯定的・否定的な気持ちを直感的に表現し、相手に自分の意図を汲み取ってもらおうとすることがあります。慣れない言語で長く説明するよりも、短い表現やジェスチャーで伝える方が、心理的な負担が少ないからです。
だからこそ私は、実際に韓国語を声に出す、独り言をおすすめします。独り言なら、同じ表現を何度も発音しながら、自分の言葉がどれくらい自然なのかを確かめることができます。その際には「何があったのかを説明する -> それに対する自分の考えや気持ちを表現する」という順番で文章を作ってみる事です。最初は言葉に詰まっても構いません。パズルを組み立てるように単語を一つずつつなげながら、少しずつ「自分が実際に使える韓国語」を増やしていけたらと思います。
講師になった理由
私は、日本の大学院で日本語を使って学生を指導したり、語学を教えるアルバイトをしたりする中で、母語ではない言語で自分を表現することが、どれほど難しく、心理的な負担を伴うものなのかを実感してきました。単に情報を伝えることと、自分の考えや感情を表現し、相手に理解してもらうことでは、感じられる喜びがまったく違うと思います。私は人とコミュニケーションを取ることが好きで、日本語と韓国語にも深い愛着があるため、韓国語を学ぶ方々にも、私自身が感じてきた言語学習の楽しさを経験していただきたいと考えています。韓国語を学ぶ目的や目標とするレベルは、一人ひとり異なります。そのため、それぞれの興味や目標に合わせて授業を進めていきたいと思っています。何よりも、単に「韓国語が上手になりたい」「韓国語を話せるようになりたい」という目標を超えて、**「韓国語が自然と心に響く」「この人と自分は本当に気持ちが通じ合っている」**と感じられるようになってほしいと思っています。
―― 先生に10の質問です! ――
お勧めの教材
ハングルを一から学ぶ方には、『ゼロからはじめる 韓国語書き込みレッスン』をおすすめします。ハングルの文字の組み合わせや仕組みを理解するのに適していると思います。また、『書き込み式だからわかりやすい!いちばんやさしい 韓国語文法ノート 初級編』は、短い説明と練習問題を中心に構成されているため、基礎を学んだ方の文法の復習にもおすすめです。動画教材では、NHKのハングル講座も内容がテーマごとに分かりやすく整理されていて、良い教材だと感じました。私は、良い教材とは、生徒さんが自分でもっと調べたり、考えたりしたくなるきっかけを与えてくれるものだと思います。例えば、教材で「今日は何をしましたか?」という文章を学んだら、そこで終わらず、「なぜそこに行ったのですか?」「誰と一緒に行きましたか?」「また行きたいですか?」というように、質問を広げていくことができます。
韓国語の難しいところ
私は、似ている発音を聞き分け、それを実際の単語と自然に結びつけることが、難しい点の一つだと思います。例えば、「?(ヨン)」「?(ヨン)」「?(ヨン)」「?(ヨン)」のように、日本語では似た音に聞こえる発音の違いを区別するだけでなく、それぞれの音がどのような単語に使われるのかを直感的に理解し、実際の会話で使えるようになることが難しいと感じています。
生徒さんとの思い出話
私は、すぐに正解を教えるのではなく、生徒さんがすでに知っている単語を使って、自分の力で文章を完成させられるよう、できるだけ待つことを心がけています。文法的に正しい文章を話せたときも嬉しいですが、生徒さんが本当に伝えたかったことを、最後まで自分の言葉で伝えられたときに、より大きなやりがいを感じます。特に印象に残っているのは、生徒さんとリラックスして会話する中で、私が想像していた以上に、その方がさまざまな経験や考えを持っていると気づく瞬間です。言葉がまだ上手に話せないからといって、その人の考えまで単純なわけではないということを、教える中で何度も実感しています。
お勧めの旅行先
私は、水原(スウォン)にある行宮洞(ヘングンドン)をおすすめしたいです。昔ながらの路地や韓屋(ハノク)の間に、おしゃれなカフェや雑貨屋、雑貨屋が集まっています。昼間は素敵なカフェでデザートを楽しんだり、散歩したりして、夜は夜景を眺めながらワインを飲んだり、おしゃれな夕食を楽しんだりすると、いい経験になれると思います。
日韓の一番の違い
日本に来て特に印象的だったのは、体験そのものを大切にする文化です。韓国では物を所有することや、結果として何かを残すことに比較的価値を置く傾向がある一方、日本ではガチャガチャや期間限定の商品など、それを手に入れるまでの過程や、そのときに感じる気持ちまで楽しんでいるように感じました。特に、何が出るか分からないワクワク感や、欲しいものが出なかったときの残念な気持ち、当たったときの達成感まで、一つの楽しい体験として受け止めているところが印象的でした。
来日のきっかけ
「かわいい」に関するデザイン研究を専門的に学びたいと思い、日本への留学を決めました。新しい言語や環境に慣れることは簡単ではないだろうと予想していましたが、私は一から少しずつ学んでいく過程が好きな方です。実際に日本で生活する中で、日本語で自分の考えを表現できるようになり、さまざまな人の話を理解できるようになっていく過程が、とても楽しかったです。
好きな芸能人
私は俳優のファン・ジョンミンが好きです。ユーモアのある演技が魅力的で、普通の父親や社会人を演じるときにも、リアルな感情や人間味が感じられます。笑っていたはずなのに、いつの間にか涙が出るほど感動してしまうこともあります。代表作には『華麗なるリベンジ』や『ベテラン』があり、どちらもファン・ジョンミンさん特有の、少しとぼけたような自然な演技が印象的でした。
おすすめ韓国料理
私は個人的に、スジェビをおすすめしたいです。タッカンマリのように、あっさりとしていながらコクのあるスープで作られることが多く、辛くないので、誰でも気軽に楽しめる料理だと思います。カルグクスのような細長い麺ではなく、小麦粉の生地を手で薄くちぎってスープに入れるのが特徴です。分かりやすく言うと、韓国版のニョッキのような料理です(笑)。
好きなドラマなどの見所
私はパク・チャヌク監督の映画『別れる決心』をおすすめしたいです。映画の中で、「君のせいでずいぶん苦労したけれど、君がいなかったら、僕の人生は空っぽだった」という意味のセリフが特に好きです。相手に苦しめられながらも、その人が自分の人生に強烈な存在感や意味を与えていたという、愛情と憎しみが入り混じった複雑な感情に共感しました。そうした簡単には言葉にできない人間の感情が描かれているところが、この映画の魅力だと思います。
今の流行語
韓国の流行語の中では、「오히려좋아(オヒリョ チョア)」という表現を紹介したいです。日本語では「むしろいいじゃん!」という意味で、一見残念な出来事をポジティブに捉え直すときに使います。例えば、行こうと思っていたレストランが閉まっていたときに、「오히려좋아(むしろいいじゃん!新しいおいしいお店を探してみよう!)」と言うことができます。