学歴、職歴、保有資格
【学歴・経歴・保有資格】
韓国淑明女子大学 国語国文学部にて第二言語習得や主に韓国語国際教育について研究、卒業論文提出。卒業時成績優秀賞受賞。TOPIK6級保有。
レッスン方法など
楽しく韓国語と接していたら、気が付いたらぐんぐん伸びている!というような授業を目指しています。学習者さんによってモチベーションや目指すところは様々です。授業の進め方や指導方法まで一人一人に合わせて展開し、何より楽しい、そしてより効果的な学習を指導していきます。何気ない会話から、学習の様子から、韓国語のちょっとしたミスから、様々な部分から学習者さんに合った授業スタイルを模索し、臨機応変に授業を行います。そして、楽しい・面白いから「もっと知りたい!」を伸ばし、それを「自信」としてどんどんスキルアップさせていきます。少し韓国語に触れてみたいという方から、推しをより理解したいという方、TOPIK対策の方までそれぞれ合う授業を展開します。
一言アドバイス
韓国語は大人になってからの学習でもネイティブレベルを目指せる、数少ない言語であると考えています。今から勉強するのは遅いかも…と思われている方大丈夫です。そして言語学習というとどこか難しく感じてしまいがちですが、実はすごく気軽に楽しく伸ばせるものなんです…!肩の力を抜いて、韓国語に対する興味や好きな気持ちに素直になってみることが実は一番伸びるコツだったり。
講師になった理由
韓国語を習得することがゴールではなく、韓国ドラマや歌の生きた表現を味わえたり、韓国人とコミュニケーションが取れたり、日本を外から見る視点を得られたりと、自分の世界が広がる体験をぜひしていただきたいです。そして外国語を話せるということ自体が自分の能力や特技として非常に自信になります。私自身が一韓国語学習者であり韓国語によって視野が広がる体験をしたからこその思いと、大学での韓国語国際教育についての学習・研究が動機となりました。日本人講師だからこそ、学習者の方の目線に寄り添った授業を行います。
―― 先生に10の質問です! ――
お勧めの教材
特に初中級の自学習として「できる韓国語」「基礎から学ぶ韓国語講座」がおすすめです。イラストも多くカラーがシンプルなデザインも良く、躓きがちな不規則変化や発音変化の説明もわかりやすいです。ステップアップ方式の問題とそのまま書き込める形式も自学習に効果的だと思います。
上級学習と授業教材としては「梨花韓国語」が良いです。韓国の梨花女子大学言語教育院で作成されたものですが、一つの文型を対話の場面でどう活用させていくかという練習がしやすく、また学習者複数人での会話学習にも最適な構成になっています。長文読解も韓国文化の学習になるような内容で効果的です。
韓国語の難しいところ
発音の習得が最も難しいと思います。特に韓国語を耳にする機会が韓国ドラマやKPOPという方が多いため、韓国語学習前にカタカナ化された単語が定着してしまう傾向にあります。一方で韓国語の発音は日本語の発音と1対1で対応するものではないため、その習得に苦戦される方が多いのではないかと考えています。私自身、学習時に一番力を入れた部分であり、今では発音ネイティブであると言っていただけます。日本人目線で発音のコツを多く提示することで、正しい発音に導けるよう尽力したいです。
生徒さんとの思い出話
韓国にて韓国人に日本語を教える講師をしていました。日本のメンズ地下アイドルが好きという生徒さんであったため、推しの話を聞いたり、お互いの好みについて熱く語ったりという思い出が印象に残っています。生徒さんの好きなアイドルの曲の歌詞を分解して学習するような方法で、日本語能力を上げながら推しに近づけるような時間にできたと思っています。そして改めて「好き」の気持ちがこんなにも学習効果を高め、背中を押してくれるようなものであると実感し驚いたのを覚えています。
お勧めの旅行先
全州がおすすめです。韓服を着て韓屋村で伝統的な街並みを楽しめるほか、とにかく何を食べても美味しいんです!ユッケビビンバ、PNBのチョコパイなどもありますが、特にマッコリ通りは必須コースです。美味しいマッコリと、机にのりきらないほど数々のおかずが出てきます。とにかく品数がすごいため、少量ずついろいろな韓国料理を食べることができる点もおすすめポイントです!
日韓の一番の違い
私は日本人のため、韓国留学を終えて日本に帰国した際に気づいたことで言うと、日本のファッションの多様性に気づかされました。良くも悪くも韓国ではみんながみんな流行を追いかける傾向にあり、同じようなスタイルを多く見ます。一方日本では、最近はもっぱら韓国ブームで韓国ファッションや韓国メイクが流行する傾向にありますが、それを選択肢の一つとして取り入れている印象があり、帰国してそのファッションの多様性に驚きました。
来日のきっかけ
日本人のため、韓国留学のきっかけをお話しすると、一番は語学として関心があったからです。大学入学と同時に新しい言語を習得し留学したいと考えていたのですが、その中で韓国語という言語や日韓関係等に興味を持ち、習得した際そのスキルを活かしてより多くの文化交流を見出せるような言語であると思いました。ハングルという文字の利便性や、また他言語の中でも短期間で高いレベルを目指すことができ、それを用いた現地人との交流に尽力できる点も魅力的でした。他の影響というと、母と韓国ドラマを見ていたことや、ダンス部にてKPOPのカバーダンスをしていたことで、より身近に感じられる言語であったこともあるように思います。
好きな芸能人
防弾少年団のジンさんが好きです。素直で何事にも一生懸命で、常に周りを気にかけているようなところが好きです。好きなところを言語化するの案外難しいですね…!!人として尊敬する部分が多く、応援したいと思うようになりました。俳優だと幼少期からイ・ジュンギさんが好きです。演技の上手さはもちろんですが、バラエティーでのトークの面白さやファン思いなところ、おちゃめなところが好きです。
おすすめ韓国料理
ロゼチムタクが大好物です。もともとロゼソース(ピリ辛トマトクリームソース)も大好きで、チムタク(鶏肉やタンミョン、ジャガイモなどを醤油ベースのタレで煮込んだ料理)も大好きなので、それが掛け算されたロゼチムタクは最高です!他にもカムジャタンやカルビチムなどの煮込み料理がおすすめです。またチェーン店ですがイサックトーストのホットサンドはよく食べていました。バターの染み込んだトーストと、伸びるチーズ、ソースがとても美味しいです。
好きなドラマなどの見所
一番韓国ドラマを見ていた時期はかなり前で「冬のソナタ」「コーヒープリンス」「宮」「美男ですね」「イルジメ」等等楽しく見ていました。最近のドラマだと「愛のあとに来るもの」が印象的です。日本人男子と韓国人女子の留学からはじまる恋愛やすれ違いという内容も良く、また原作の小説も今作も日韓共同作品であることによって特に面白く感じました。終始切ない雰囲気はありますが、細かな映像作品としての表現が美しく、韓国人の友人と「この場面はこういうことを表現してると思う…!」と夜な夜な電話で盛り上がりました。
今の流行語
最近はネットフリックスで人気の「白と黒のスプーン(白黒料理人)」からの流行語やミームが多いです。例えば「イブンハゲ、イブナゲ」という言葉もその一つです。これは英語の「even」と、形容詞の語幹につけて動詞を修飾する「-ハゲ」を合わせたもので要するに「十分に」をかっこよく言った言葉なのですが、日本語にも「エモい」「グロい」「メロい」のように同様の方法で英語を日本語形容詞化して使う風潮があるので、似ていますよね!それが人気番組を通じてある種ネットミームのように広がったわけです。ただこの言葉もだんだん流行が過ぎているとのことで、韓国で新造語が生まれ廃れるスピードにはいつも驚かされます。学習者としては難しい反面、生きた韓国語の面白いところでもあります。